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NIKKOらいふツアーレポート

「日光で暮らす」を知る旅に出よう。日光市移住体験ツアー「NIKKOらいふ」レポート11月23日~26日 1日目

「都会での生活は、ちょっと疲れたな…」

 

そんなふうに感じている人、いませんか?


実は私も、その1人。忙しない都会の空気と人の多さに、ちょっと疲れを感じていたとき、知人を通してあるお誘いをいただきました。

 

それは、移住希望者向けのツアー「NIKKOらいふ」。

 

日光へは行ったことはないけれど、都内までそこまで遠くなさそうだし、自然も多いっていう話を聞くし、もしかしたら私にはちょうどいいかも?
そう思い、3泊4日のツアーに参加させていただきました。

 

このツアーで見た日光の魅力と暮らしについて、お届けしていきます。

 

日光で出会った自然と歴史

 

ツアー初日。浅草駅から出発した私は、東武特急「スペーシア」に乗って、下今市駅へ向かいました。


浅草からは、約1時間40分。思っていたより近いな、という印象です。

 

駅に着いたらすぐバスに乗り込んで、ツアーがスタートしました。

 

 

最初に向かったのは、杉並木公園。日光杉並木街道の保護、そして地域文化を守るためにつくられた公園だそうです。

 

 

日光では、この杉を守るために、オーナー制度を設けているそう。その額、なんと1本1,000万円…!

 

ガイドさんによると「昔から地元にある企業の方などが購入しているみたいです」とのこと。

 

日光のことを好きな人たちが、日光の自然を守る。なんだか素敵です。

 

 

公園内には、水車がありました。

 

日光は水がきれいで、その水を使ってつくる蕎麦や羊羹、おかき、日本酒などが名物とのこと。


地元の人は、自宅には必ずおかきを常備していたり、お気に入りの蕎麦屋があったりするんだそうです。

 

次に訪れたのは、だいや川公園。アスレチックコースや体験農場などがある、広い公園です。


この敷地内にある「だいや体験館」におじゃましました。

 

 

日光と言えば、日光東照宮が有名。関東の人たちは、修学旅行で必ずと言っていいほど訪れる場所だそう。(私の地元は九州です)

 

だいや体験館には、その東照宮の建物を再現した模型がありました。

 

 

建物の配置から細部のつくりまで、精巧に再現してあります。


本物ほどの迫力ではないけれど、それでもその存在感には圧倒されました。

 

古い歴史のある街、日光。日光を知ったきっかけは、その歴史だったという人も多いでしょう。


それは、日光の魅力のほんの一部であったことを、私たちは後から知ることになりました。

 

食で知る日光の魅力

 

だいや川公園を出たあとは、昼食を食べにNAOC(http://www.naoc-jp.com/)へ。

 

 

NAOCでは、日光市内でラフティングやスノートレッキングなどのアクティビティを行っています。

 

今回は、こちらでグランピングを体験させていただきました。

 

 

準備していただいた料理は、日光で採れた食材がふんだんに使われているものばかり。


見た目も華やか、食べても美味しくて、なんて日光は素敵なところなんだと感動。

 

 

今が旬のしいたけは、肉厚で大きくて、特に食べ応えあり。


日光の人たちがよく食べるという、「柿餅」や「豆餅」もいただきました。

柿餅は、本当に果物の柿が練りこまれているそうで、ほんのり甘い味がします。豆餅は、青海苔の風味と豆の味がベストマッチ。


日光では、お正月に食べることも多いんだそうです。

 

食事をいただきながら参加者の方に話を聞くと、「今回が2回目なの」という人がちらほら。
移住を検討している方は、こうやって土地を知る機会を何度か重ねてから決める、という人が多いようです。

 

具体的に移住を考えている若い方。場所は決めていないけれど、定年後の移住に憧れているというシニアの方。年齢層や、移住に対する考え方もさまざまでした。

 

 

一方で、日光生まれ日光育ちであるというガイドさんや市役所の方に話を聞くと、

「一度進学で出たけれど、やっぱり慣れ親しんだ場所だし、友達もいるから戻ってきた」
「都内に住んだこともあるけど、やっぱりこっちがいいなと思って」

と。一旦離れたからわかる、地元の良さがあるのでしょう。


戻ってきたいと思わせるだけの、日光の魅力。さらに探りたくなります。

 

日光の街を歩く

 

昼食を食べたあとは、日光の中心街である今市地区の散策へ。

 

今市は昔から、鬼怒川や奥日光など他の地区へ行くのに必ず通る中継地で、常に市が開かれていたから「今市」なんだそう。
その名の由来だけで、日光の土地柄と歴史が見えるようです。

 

まず訪れたのは、日光市内で有名な2つの酒蔵。


1つ目は、片山酒造さんです。

 

 

大きな宣伝はしていないけれど、口コミでその美味しさが広まって、全国からお客さんが来る人気店とのこと。

 

 

お酒をつくる過程の「絞り」に、昔ながらの機械を使っているのが自慢なんだと話す、笑顔の素敵な社長さん。

冬には、その工程も見学できるそうです。ぜひまたその頃に行ってみたいな。

 

 

そして、2つ目の酒蔵、渡邊佐平商店さん。

 

暗くなってきたことも手伝ってか、かなり趣のある佇まい。

こちらでも、酒蔵の見学をさせていただきました。

 

 

「酒は百薬の長なんですよ」と力説する会長さん。お酒への深い愛が伝わります。

 

 

お酒が入った樽を、上から覗かせてもらいました。


こんな大きな樽に、麹などを入れてかき混ぜて…とても大変な作業なんだろうと想像してしまいます。

 

最近では英語での案内も行っていて、外国人観光客のおもてなしにも力を入れているとのことでした。

2つの酒蔵を出たあとは、歩いて今市の中心部を散策です。

 

ぐるぐると歩きながら、

「このお弁当屋さんは、蓋が閉まらないくらい唐揚げを盛ってくれるんですよ〜!」
「この住宅街を奥に行くと、実はこんな大きな中華屋さんがあるんです」

など、ガイドさんが地元の人しか知らない情報を教えてくれました。さすが、地元住民です。

 

 

ところどころで立ち寄るお食事やさんも、顔なじみのところが多い様子でした。

 

歩いてみて感じたのは、決して大きくはないけれど、日光はとてもあたたかい町だということ。

行き交う街の人たちは、都会のように急いでいる様子はない。


ガイドさんの顔見知りの人が多かったせいか、すれ違うと気さくに話しかけてくれる。

 

ゆっくりと流れる時間と住む人がつくり出す雰囲気に、都会ではあまり触れられない、穏やかな空気を感じました。

 

このツアーを終えるとき、この散策の時間が良かったと話す参加者さんもいたくらい、印象に残った時間のひとつです。

 

日光珈琲と移住経験者の話

 

夕食は、今市の玉藻小路にある日光珈琲へ。

 

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こちらのスタッフの中には、他県から移住してきた方もいるそうです。

 

夕食をとりながら、実際に移住した方のお話を伺いました。

 

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移住したきっかけは「地域おこし協力隊に参加したこと」と、いう方が何名かいらっしゃいました。


そのまま、期間が終わっても住み続けるのは何故か?気になって伺ってみました。

 

返ってきた答えは、

「人がいいから」
「住みやすいから」
「自然が多いところが気に入って」

という、土地の良さ。

 

ほかには、

「地域おこし協力隊で始めたことが期間で終わらなくて、そのままやってます」

という人も。

 

その理由だけ聞くと、仕方なく残ったのかな?と思われるかもしれません。ですが、そうではないことが、その話し方から伝わってきました。

 

きっと、日光という場所が好きになって、日光のためになることを続けたいと思ったんだろう。そんなふうに、私には感じられたのです。

 

好きだからこそ、ちゃんと住んで腰を据えて取り組みたい。そういうことなのかな、と思いました。

 

観光地としての日光、住む場所としての日光

 

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ツアー初日に知れたのは、日光の観光地としての魅力と、住む場所としての魅力でした。


歴史や自然だけじゃない、住んでも良さを感じられる日光。移住を決めた人の気持ちが少し、わかったような気がしました。

 

2日目は、栗山地区へ向かいます。